重度のオタクが推しがモテてどうすんだを観た結果

🔻ネタバレあり🔻




7/10公開 私がモテてどうすんだ

観てきましたよ。1日で計4回。


一言で


尊い!!!!!!!4回も観たくなるほどに!!!!!

腐女子という普段は奥深くで生きる彼女らにスポットライトを当て、決して腐女子の世界を馬鹿にせず、コミカルかつユーモアに溢れた作品になっていた!!!


まずヒロインが重度のオタク。ジャンルは違えど同士である。

部屋中に推しを飾る。グッズ無限回収。

さらに推しが死ねば、自分も死んだも同然。我々は常に一心同体なのだ。

しかに誰にも迷惑をかけず、ひっそりと応援するのである。それがオタクのマナー。うむ、共感の嵐で首を縦に振りすぎて首がもげそうだ。(!?)



そして、4人の個性豊かなキャラクター。

これがまたいい!!!!!

選べない。なぜなら全員魅力溢れるキャラなのだ。


六見遊馬、天然、圧倒的マイナスイオン、なにより顔がいい(推しなので許せ)。唯一彼だけが、内面の主人公を見ていた。太っていようが痩せていようが、彼女は彼女。女側からしたら間違いなく六見と結婚すれば、幸せだろう。結婚して欲しい。


五十嵐祐輔、THE王道イケメン。彼をイケメンと言わずして誰がイケメンなのだ。爽やか、スポーツ万能、時に熱い言葉で周囲に影響を与える。彼もまた、主人公の内面を好きになっていて良い。


四ノ宮隼人、ワンコ系年下、あざとい。私が一番好きなタイプ。可愛いんだとにかく、しかし時たま見せる男の子の顔にドキッとするんだよね、世の女子は。。おっと鼻血…


七島希、いるよね〜〜!!こういうおチャラけ口悪ムードメーカー!(とても褒めてます)愛されキャラって感じ!最初主人公にきつくあたるのに、気付いたら守りまくってんじゃねーか…いい奴やん。


そんな4人に愛される主人公。

漫画の世界か、ここは。漫画の世界なのだけど。始まるううううう眠くなる王道ラブストーリーが!!!

と思いきや、BLです。

そうです、もう一度言います、BLです

(私はそちらの人ではありませんが、もちろん理解はあります。色んな人がいていいんです。)

あやーーーー、イケメン同士のイチャコラ(言い方)に気分が悪くなるはずがない。素晴らしいではないか!!!!!!!!!!

私の推し、吉野北人くんは前作でもイケメンに迫られていたので、今回の壁ドン顎クイもウッヒョーーーーーーーー_:(´ཀ`」 ∠):

美しさに磨きがかかっておる…美の最上級いただきました、ありがとうございます。

主人公ちゃんと一緒に奇声をあげて転げ回りたかった。我慢しました。


主人公ちゃんの推しカプではなかったので、他のキャストよりは絡み少なめ。もうちょい観たかった気もするが一回の破壊力がとんでもないので、自分のHPを考えるとあれくらいが丁度いいな。


イケメン眺めてハスハスして。途中で六見先輩がお歌を披露してるんだけど、アコースティック?フル釈で聴きたいんですが!音源公開して下さい!!お金払いますので!!めちゃくちゃいいから!!まじで!!ランページでは絶対に聴けない歌い方!!


とまぁ、ここまではラブコメ!要素満載で進むわけですよ。もちろん歌って踊って笑って。青春最高!!戻りたい!(戻ってもこんな夢のような時間は過ごせないが)


もちろんメッセージも随所に埋め込まれているので、一つ一つ考える時間をくれる。


太った主人公が無理に痩せようとするシーンで、六見先輩が放った一言。

迷惑かけたくなくてやるのは、誰かにやらされてるのと同じだよ

深い。高校生から出てくる言葉じゃない。

人に流されるな。自分の意思で、自分で決めなさい。怒っているようで、優しく導いてくれる仏様だった。

本作で一番響いた言葉。自分に言われているようで、ドキッとした。


さらに五十嵐くんの熱い言葉。

『外見しか見てねえ演劇なんて誰が見るかよ!!!』

その通りである。ブスに厳しい現代に向けた突き刺さる言葉。可愛くなければ評価されない。可愛くなければいけない。嫌な時代。外見よりも内見を磨ける女になりたい。主人公のように好きな事に真っ直ぐで、素直な人になりたい(大人になるにつれ、どす黒くなるのだ)


主人公が焦って4人から彼氏を選んだ時に放った六見先輩の一言

『ゆっくりでいいんじゃない。俺たちは待ってるから』

いやだから、高校生から出る言葉じゃない…。今作のテーマが、【変化】

外見を変えることは一瞬でも、自分の内面を変えることは難しいし、勇気がいる。と監督も話していたけど、まさにその通り。自分の性格や趣味ってそう簡単に変えられないんだよ、それごと愛してくれる人に出会えたら幸せだろう。しかし時に変わらなければいけない事もある、そんな時に六見先輩の言葉が響くよね。ゆっくり自分のペースで変化していくことを肯定してくれる。やっぱり彼は仏様…??


ざっくり個人的に好きなシーンでした。


ダンスシーンは圧巻だし、ミュージカル風で目まぐるしく変わる画角に釘付けになる。

思わず踊ってしまう。観たら分かる。踊りたくなる気持ち。(分かって)


ティーン向けの作品だと思っていたけど、大の大人が観ても笑って泣けて考えさせられる。すんばらしい作品。


こんな時期ではあるが、こんな時だからこそ真っ直ぐでがむしゃらに生きる5人に刺激を受けて欲しい。見終わった後、間違いなく清々しくなる。重度オタクの私が認められたようで、嬉しくなる。前向きに元気に生きよう!!!!!!!!!



とんでもなく尊い映画に出会ってしまって

どうすんだ!!!!!どうもしない!!!



映画公開、おめでとうございます㊗️

どうかたくさんの人に届きますように。


7/10